久々の森まきだ。
森まきどころかキャンプそのものが久しぶりだ。
キャンプとはもう2年くらいご無沙汰している。
昨年くらいから、この時期になると花粉症のような症状が出るようになった。
花粉症のような。。。
ううん、これは完璧に花粉症だな。
昨年の春先は咳が出て、今年は初頭から目が痒い。
このキャンプで悪化しないかちょっと不安だったが、とりあえずボルボに乗っていつもの場所に向かう。
自宅から森まきまで1時間足らずで到着。
ま、2月にしてはそんなに寒くはないが、意外とテントの数が多いのに驚く。
久しぶりで戸惑うかなと思ったテンティビの設営をスムーズに終えたら腹が減った。
そうだ、まだ朝飯を食べてないや。
今晩の夕飯にしようと用意していた焼きそばが食べたくなった。
で、炭をおこしスキレットで鶏ガラの塩焼きそばを作る。
LODGEの9インチのスキレットは大きさも深さもちょうどいいので実に使い易い。
8インチでも10インチでもなく9インチがいい。
冬眠から目覚めた青蛙がじっとこっちを見ている。
テントを設営している時、突然現れた。
何か言いたげにじっとこっちを見ている。
そうか、お前も初詣に行きたいのか。
毎年、初詣は千葉の成田山新勝寺と決めている。
どんなに遅くても1月中には済ませていた。
でも、今年はもう4月になってしまった。4月どころか、G.W.はもう目の前だ。4ヶ月分のご利益を棒に振ってしまったことになる。
と言うことで、中途半端にスタートしてしまった一年を正常に戻すべく、今週はためらわず一路千葉成田に向かおう。
ま、せっかくだから、成田山の近場でキャンプしようか。
と言うことで、まずは、成田山ゆめ牧場ファミリーオートキャンプ場を目指すことに。
何と言ってもファミリーキャンプ場。G.W.前と言えど、大勢のご家族に囲まれてのキャンプは必至。肩身の狭いソロキャンパー。出来るだけ人目につかないところで、しかもロケーションがまずまずの寝床を確保したいものだ。そのためにはファミリーよりも早めに到着し、すばやくテントを設営しておこう。出来れば土曜日のうちに新勝寺の参詣も済ませたいものだ。
冬眠から目覚めた青蛙がじっとこっちを見ている。
何か言いたげなのかは分かる。
そうか、お前も初詣に行きたいのか。
え、今から?
違うよ、明日だよ。
酒飲むか?
ゲコ。
実は、出発の土曜日の朝、疾風のごとく早朝の高速を走っている予定だったが、一週間の疲れが溜まった身体は容易に目覚めてくれなかった。簡単に言うと寝坊、笑。
で、今日はキャンプ場に向かうのが精一杯で、成田詣では翌日に延期。4ヶ月もご無沙汰の怠慢さに、罰当たりの数をまた1個増やしてしまった。。。
と言う訳で、今さらソロキャンにベストな場所などあろう筈がないと、期待せずにノコノコと到着。
あれ、やっぱ空いているじゃん。
実は、横浜を出る時に一応電話で確認しておいた。管理人さんは、今日は大丈夫ですよ、お一人さまですよね、充分に空いてますよと優しく応えてくれた。でも、テントの海原に僅かな小島があればソロOKと思われているのかも知れないと、全然期待はしていなかったがホンマに空いてる。
まだ、成田山の不動明王様に見捨てられていないのかも。
ま、これだけ敷地が広ければ、そりゃあ空いてますよと納得するが、G.W.、夏休みにはここがいっぱいになるそうだ。すごいなあと、改めて草原を眺めてゾッとする(笑)。
静かな冬のキャンプはすでに終わってしまった。
今は、混乱と混沌と喧騒の夏キャンプに確実に向かっているのだ。どこもかしこも。
3月になっても、小雪がちらつくことはあると思うが、まさか2月のような大雪はもう降らないだろう。
本当にそう願いたい。でも春の足音が近づいたり遠のいたり、まだまだ不安定な気候が続いている。
そんな3月2週目のこの土日は、ことのほか好天に恵まれた。気温もまずまず。前日東京では、わずかではあるが雪が舞ったのに。
とにかく待ちわびた休日のキャンプ日和がやってきた。だいぶ待たされた。さ、キャンプに行こう。
金曜日の時点で、本栖湖洪庵の広場は、まだ15cmの積雪のままだと聞いた。天気が良ければ遠出したい気持ちになるが、ゆっくりのんびりとキャンプがしたいなということで、いつもの森まきに決めた。電話をしてみると、そんなに混んでいない。アクアラインの通行料も、ありがたいことに800円のままだ。
ところが、そのアクアラインが海ほたる付近のトラックの事故で渋滞。森まきに着いたのは予定より1時間遅れ。
森まきは、2月の大雪があとかたもなく消え失せ、いつもの緑の草原を取り戻していた。そして、春の気配が確実にそこまで来ていた。
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あと1ヶ月もすれば、この森まきの桜は満開になるだろう。
桜の下でキャンプしてみたいものだ。その頃は花見キャンパーでいっぱいだろうから、運良く花の下に陣取っても花見どころじゃないだろうな。そうだ、もし雨が降ったら来てみようか。
「雨の森まきでひとりぼっちのお花見」
雨でぐっしょり濡れた桜と、人生に疲れたおっさん。
ちょっと淋しすぎるな(笑)。
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今回のキャンプ。日頃の疲れが溜まっているのか、何となくうまく事が運ばない。星のめぐり合わせも悪いのだろうか、どうもついてない。アクアラインの事故もそうだが、実はとんでもないことを二つやってしまった。
まず、ふだん使っている愛用のメガネを踏み潰してしまった…。
メガネを落としたので、それを探している時にグシャっと踏んでしまった。いくら近眼で見えないと言っても、普通判りそうなもんだよね。漫画みたいな話だけどホントの話(汗)。
♪春なのに、お別れですか。ため息またひとつ。
もうひとつは、カメラをお尻で壊してしまった…。
どう言うことかと言うと、これも情けない話だが、自分が使っているカメラは、スイッチを押すと、レンズ部分がニョキっと前に飛び出す普通のコンデジカメラ。このレンズが飛び出した状態で、椅子の上に置き、そのまま座ってしまった。レンズはお尻の圧力で強引に元に戻され、それ以降2度と飛び出さなくなってしまった。信じられない話だけど現実の話(汗)。
♪春なのに、お別れですか。ため息またひとつ(都合ふたつ)。
恥ずかしいと言うか、あまりにもアホらしくて涙も出ない。
ま、やっちゃった以上、もう元に戻らない。
メガネは幸いなことに予備を持っている。車を運転することを考えれば、いざと言う時のために用意してある。
でも、自分の足で踏み潰すのは想定外だ。この予備のメガネまで踏み潰したら歩いて帰らねば。
カメラは、とりあえずiPhoneを使ってみよう。
お尻の下敷きになったカメラは、もう何年も使っていたもの。そろそろ替え時だったんだよと、自分の不注意を棚に上げ納得するしかない。
足で踏み潰すのもすごいけど、自分のオケツでカメラを壊すのは普通有り得ない話だ。
他人が誤って座ったわけじゃない。自分で置いて自分で潰すんだもんな。すごい話だ。トホホ。
やっぱりダイエットしようかな。そういう問題じゃないか。
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JR新橋駅の烏森口の改札を出て右手に歩くと、飲み屋さんが軒並み連なる「西口商店街通り」がある。
その通りを、酔っ払いの千鳥足でフラフラ歩いても、新橋駅から数分で「立地(リッチ)ビル」にたどり着く。
新橋の居酒屋でさんざんクダを巻いたおじさんたちが、このまま帰りたくねーやと駅前で回れ右をし、最終電車の時間を気にしながら、そそくさと立地ビルに向かう。気分だけはいつもリッチ。
彼らのお目当ては、ビルの2階のスナック「ワンポール」のママ「椚(くぬぎ)まき子」である。「まきちゃ~ん、くぬぎのまきちゃ~ん」と、ママの笑顔に癒されたい一心で、くたびれたおじさんたちが、ぞろぞろとワンポールのドアを開ける。
ワンポールは、店内を取り囲むようにテーブルが配置され、それに背を向けるかたちでカウンター席がある。メタボな客を数人並べると多少窮屈に感じるカウンターは、いつも、長年通い詰めた旧い常連客の止り木になっていた。
今夜のワンポールのカウンターでは、むかし「山の下は渓谷」という月刊誌の編集長だった、通称「校長先生」が、キャビンのスーパーマイルドをくゆらせながらひとりで飲んでいた。
「ごめんなさい、先生。おひとりにさせちゃって。ちょっと騒がしいわね」と、ママがため息をつきながらカウンターに戻ってきた。うしろでは、おじさんたちが、ヤーレンソーランヨーと吉幾三の「酔歌」をコブシをきかせて歌っている。
「今日もにぎやかだね。そういえば最近カワセミくんに会ってないけど、ここには来てるかい? だいぶ冷え込んできたからね、薪を燃やしにキャンプに行ってるのかな」
「ええ、昨日メールありましたわ。キャンプには行ってるみたいですね。ウチにはご無沙汰ですけど。先日の土日に行かれたみたいで、確か千葉にある、聖なる森でキャンプをしてきたって書いてありましたわ。とても暖かい日だったのでストーブが使えないってぼやいてました。不思議ですね、暖かい方がいいに決まってますのに、ホホホ」
「ほお、聖なる森か。HOLY WOODSだな」
「そうそうホウリーウッズ。そう書いてありましたわ。それで聖なる森ね。おしゃれなネーミングですわね」
「いまの時期は、クヌギやナラの落ち葉が、雪のように積もっているだろうね。どちらかと言うと、ナラの葉の方が多いのかな」
週末に大寒波襲来というラジオのニュース。
カンパの文字が頭から離れない。
エルドフェルストーブに薪を焼べ、熱い鍋で、グラスを傾けている自分の姿が目に浮かぶ。
でも現実はどうだ。明日あさっての仕事に追われている身ではないか。キャンパーはカンパでカンパイなどと自嘲ぎみに喋ってみるのが関の山。
今年の夏は忙しかった。秋になっても忙しかった。そして冬が来てもまだ忙しい。忙しいのはほんとうにうれしいことだけど、このまま一年が終わっていいのだろうか。
行こうよ、キャンプ。
勇気をもって行こうよキャンプ。
なんだったら、パソコンかついで、向こうで仕事すればいい。
ああ~どうしよう。
ちゃんと、会社に出勤して、集中して仕事しようか。
キャンプにはいつだって行けるよ。それが一年後でもいいじゃないか。一年経ったらまた冬が来る。毎日ふぶきふぶき氷の世界の大寒波が襲来するさ。焦ることはない。まずは仕事だ。
そう強く心に決めたのに、気が付いたら、キャンプ場のような広い草原の真ん中に立っていた。
ここはどこだろう?などと、まことしやかに呟いてみる(笑)。
今日はこの大草原がボクの仕事場だ。
ちゃんとパソコンもかついできたし(のーとぱそこんだけど)。
がんばって仕事しようぜい(笑)。
木製のボックスからエルドフェルストーブを取り出す。
久しぶりのご対面だ。
もう少し早めに会いたかったね、ごめんな(笑)。
今シーズンもよろしく守っておくれ。
ほんとうに大寒波が来ているのだろうか?
北陸や北日本は大変なことになっているらしいけど、太平洋側のこっちは穏やかな冬の一日。時折吹く風は緩やかで、太陽の光の暖かさを優しく感じる。
今日は絶好の焚火日和だな。こんな日は何にも考えず、ただのんびりと焚火をしたいものだ。ほんとうはね。
さあて、しっかりしてくれよ、テントの設営が終わったら夜まで仕事だぜい。
タイトルが「Tentipiの夏」なのに、まずはごはんの話(笑)。焼鳥(タレ)の缶詰を使ったチャーハンやリゾットが旨いのは誰しも知るところ。だとすれば、パスタも旨いはず。と言う事で、今回は「焼鳥パスタ」を作ってみた。焼鳥と言えば当然和風なので、まずはパスタをほんだしで茹で(もやしも一緒に)、そして焼鳥の缶詰と混ぜ合わせ、めんつゆと塩コショウで味付け。最後に刻みネギをのっけておしまい。茹で時間を入れて15分。あっという間に完成。で、食後の感想。
甘~い和風パスタ。
焼鳥の缶詰はやはりすごかった(笑)。
カレーパスタといい、缶詰を使ったパスタは種類が豊富なので、工夫しだいで自分の好みのパスタが作れて、実に楽しい(笑)。
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記録的な猛暑が続く今年の7月。海の日の3連休。どこもかしこも早すぎる夏に順応しようと人々で溢れ、さらなる熱気に覆われている。キャンプ場もしかり。多少暑気がゆるんだ連休なか日、出向いてしまえば逃げ場がないと知りつつも、僅かな涼を求め、お目当ての富士の裾野と道志の隠れ家に電話を入れてみる。しかしここも満員御礼。やはりどこも無理か。が、千葉の森まきは空いているとの情報。と言っても、空いているエリアは、夏の太陽と真正面から対峙するいつもの丘の上。誰も手を挙げないのでしょうがなく立候補した感じ(笑)。ま、Tentipiの真夏の経験値を増やすには適当な場所ではある。と言うことで、午前遅めにのんびりと横浜を出発。いつもの時間にいつもの場所へ。
Tentipiのオーナーの皆さんの情報により、スカートのまくり上げ(笑)。森まき特有の強風が、テント内に溜まった熱気を、底辺からトップのベンチレーションに一気に吹き上げてくれることを願いつつ。ま、その恩恵に与ったのは翌朝。コットに横たわる顔にスースー風が当たり、気持ちよく目覚めることが出来た。
Tentipiひとつで炎天下の夏の日を過ごすのは、どう考えても無理だと思う(笑)。コットン系とポリエステル系の差が数値的にどれだけ違いがあるのか知らないが、とりあえず、コットン系のTentipiのテント内の蒸され加減がどの程度のものなのか、大ざっぱではあるが、出入り口を開放した状態で一日計測してみる(この温度計もどれだけ正確か分からないが)。そうすると、どの時間帯も比例するようにテント内の温度は外気より2~3度ほど高めになっていた。ただ体感としては、テントから外に出た時にめちゃくちゃ涼しいと感じたので、とても2,3度の差とは思えない(笑)。幸い、14日の夜は温度が急激に下がり、おかげさまで睡眠には支障がなかったが、30度以上の熱帯夜だとかなりきついだろうなと思う。
で、気になるのがTentipiインナーテント。冬場はともかく夏場にどれだけ威力を発揮するものなのか。値段が値段だけに購入するにはかなり勇気がいる(7月15日現在ファロスストアさんでは在庫切れ。次回入荷は9月初旬)。ま、これを使うことで、少しでも清涼感を感じるものなのか、いや絶対暑いでしょと憶測で語ってもしょうがない。実体験してみなきゃ分からない。
今年の夏、あえてTentipiを使うのであれば、どうやって快適に睡眠出来るか、いろいろ工夫してみましょう。それもまた楽しいことだ(笑)。
前回中途半端だったTentipiのセントラルポールとタープの張綱の連結。ホームセンターで適当な金具を見つけたので早速それを取り付けてみようかと再び森まきに向かった。で、今回のタープは前回のヒルバーグタープ10XPではなく、パイピングが赤になった2013年版のムササビ。どうしてもTentipiと連結させたかった(笑)。お互いコットンですからね。連結を見てみたいです。コットンと言えば木綿。木綿と言えば、自然と口ずさんでしまうあの名曲「木綿のハンカチーフ」(古いなあ)。今にも泣き出しそうな梅雨空の草原で、○○酒店と印刷された木綿のタオルで汗を拭きながら、恋人よ、僕は旅立つ~♪と設営しました(笑)。今年のムササビの赤いラインはMOSSっぽくておしゃれ。もしかして都会の絵の具に染まっちゃったのかも(笑)。
で、どうでしょうか、Tentipiとムササビ。予想通りと申しますか、ムササビはおしりを上げるとちょっと変ですね。ヨーイの姿勢よりイチニツイテがいいみたい。でも、前回のヒルバーグの渡り廊下よりは様になっているかな(笑)。ま、自分のセンスの無さを思いっきり棚に上げて申しますが、サイズ9のTentipiがデカ過ぎるんですよ。でも、このデカさならMSRのアウトフィッターウィングなんかどうかしらなどと、今度は湿っぽい風に乗って誰かが甘ったるい声でささやいてくる(汗)。悪魔なのか天使なのか。「おたくソロキャンでしょ?」と、遠くの方で別の誰かが懸命に叫んでいるのだが・・・。こまったものだ(苦笑)。
Tentipiとムササビの隙間が、前回と違ってうまい具合になくなった。それだけタープの有効面積が狭くなったわけだが。とりあえず、セントラルポールとタープを繋げる張綱の長さはこのくらいにしておこう。張綱のテント内取入口は前回同様、どこにも干渉しない煙突専用口を使用。