久々の森まきだ。
森まきどころかキャンプそのものが久しぶりだ。
キャンプとはもう2年くらいご無沙汰している。
昨年くらいから、この時期になると花粉症のような症状が出るようになった。
花粉症のような。。。
ううん、これは完璧に花粉症だな。
昨年の春先は咳が出て、今年は初頭から目が痒い。
このキャンプで悪化しないかちょっと不安だったが、とりあえずボルボに乗っていつもの場所に向かう。
自宅から森まきまで1時間足らずで到着。
ま、2月にしてはそんなに寒くはないが、意外とテントの数が多いのに驚く。
久しぶりで戸惑うかなと思ったテンティビの設営をスムーズに終えたら腹が減った。
そうだ、まだ朝飯を食べてないや。
今晩の夕飯にしようと用意していた焼きそばが食べたくなった。
で、炭をおこしスキレットで鶏ガラの塩焼きそばを作る。
LODGEの9インチのスキレットは大きさも深さもちょうどいいので実に使い易い。
8インチでも10インチでもなく9インチがいい。
一年前のことだが、北海道の「珈琲きゃろっと」という自家焙煎のコーヒー屋さんからコーヒー豆を購入していた。
銘柄が同じブラジルでも「○○農園」っていうお高い豆だ。
ま、酸化していない新鮮な豆なのでそれなりの値がするわけだが、一杯あたりで計算すればスタバより安いと思って何度か頼んで飲んでみた。
豆は30g。二人分相当だ。
豆の挽き加減は中挽きかな。
自宅では電動ミルを使っていて、だいたい二人分なら10秒で中挽きになるので、その豆のメッシュをイメージしてガリガリ挽いてみた。
「豆の不味い成分は高温で溶け出し、低温では溶け出すのに時間がかかる。おいしい成分は低温でも溶け出しやすく比較的短時間で溶け出す」
ということらしい。
内倉さんが仰るには、
「熱湯ではなく90度くらいの低温で4分以内くらいに抽出を終わらせるのが望ましい」とのこと。
最初の30秒の蒸らしの注ぎで、新鮮な豆だと火山の噴火のようにガスを噴出しながら豆粉がもっこりと隆起するのだが、今回用意したカ〇ディの豆はそうでもなかった(笑)。
でも味はそこそこ旨いと思うよ。妙に自信あり。
で、ここからが目からうろこの話なのだが、30gの豆であれば抽出は150ccで終了。
そして、残った湯を差し湯として200cc注いで完成。
濃度は、薄めたにも関わらず350cc全部を抽出したものとほぼ同じらしい(さし湯の方の豆の量が1割程度多いが)。
濃度が同じであれば、雑味が抽出されない前半だけの抽出でOKなわけで、当然コーヒーはおいしくなる。
この差し湯の方法は本当に目からうろこだった(笑)。
今はずっとこのスタイルで淹れている。
コーヒーを淹れてから時間が経てば、酸化がすすんで当然不味くなるが、この方法だと1時間経ってもけっこう飲めちゃうのは、やっぱし雑味が少ないからかも知れない。
詳しくは「珈琲きゃろっと」の公式HPで。
ちなみに、豆の分量と抽出量の目安。(「珈琲きゃろっと」さんのHPから引用 )
●1~2人前(250ml)
・豆使用料 23g
・抽出量 100ml
・差し湯 150ml
●2~3人前(350ml)
・豆使用料 30g
・抽出量 150ml
・差し湯 200ml
●3~4人前(450ml)
・豆使用料 45g
・抽出量 150ml
・差し湯 300ml
おいしいコーヒーを飲みながら日が暮れるまで焚火をする。
のんびりとしたいい時間だ。
久々の森まきの夕暮れ。
富士山が見えれば最高なんだけどな(笑)。
日が沈むと身体がだいぶ冷えてきた。
薪ストーブに火を入れよう。
今宵の酒のつまみは、スキレットでポトフを作る。厚切りのベーコンが美味い。
ひとりぼっちのキャンプの夜。
音楽、酒、ランプの灯り。この3つはかかせないな。
というわけで、今回自宅で聴いているソニーのBlutoothスピーカーを持ってきた。
ま、テントの中でひっそりと聴くスピーカーじゃないけどね(笑)。
でも今どきのBlutoothはほんまにすごいなと改めて感心する。
一酸化炭素警報機の「ストーブの見張り番」の電池の寿命は確か4年だったなと思い出し、まだ作動しているが、今年で4年目なので電池交換しようとしたが、蓋の開け方を忘れてしまった。
なかなか蓋が開かない。
壊してしまったら元も子もないのでそのままぶらさげる。
ああ、生きててよかった(笑)。
キャンプ中もずっとそうだったが、自宅に帰ってからも、あのどうしようもない目の痒みがなくなった(笑)。
ストレス性のアレルギーだったのかな?
これは、キャンプに行きなさいという、天からのありがたい啓示かも知れない(笑)。