正月に祀る神は、
その年をつかさどる『歳神(としがみ)』。
各家ごとに歳神の来臨を請い、
年内安全、家内安全を願う。
歳神の来臨をうたう、
関東地方の童歌(わらべうた)。
お正月さまござった
どこからござった
山からござった
ゆらゆらとゆずり葉にのって
山からござった
歳神は、山の彼方から、
ユズリハに依りついてやってくる。
ユズリハは常緑樹。
ユズリハに限らず、一般的にはマツの枝葉。
マツの枝葉は、
歳神がやってくるときの依代(よりしろ)。
歳神を迎えるしるしとして、
マツの枝葉を門先に立てる。
それはすなわち、門松。
しめ縄は、カミを迎えたしるし。
その内は神域。
そこへの不浄な悪霊の侵入を防ぐ
魔除けでもある。
(出典先 雑誌「てんとう虫」1月号
「お正月さまござった」
民俗学者、
神崎宣武氏の文章を割愛して掲載)
歳神さま、ボクのTentipiにも降臨しておくれ。
ジブリの「もののけ姫」に現れる
森の妖精「木霊」が、
次から次へと湧き出て、
あっという間に空一面を覆い尽くす。
そして、富士から吹き下ろす風にのって、
四方八方に飛んでいく。
日本中の家庭に、
歳神として降臨するために。
今年が平和で幸せであるために。
ま、正月2日に門松立てても
もう遅いかも知れない。
でも、出遅れた歳神さまが
ひとりくらい残っているかも知れない。
まだ松の内だから大丈夫だよと言いながら。
鏡餅も歳神の依代(よりしろ)。
床の間に置かれた鏡餅に歳神が鎮まる。
その意味からすると、
「雑煮」は鏡餅を切り分けて
食すべきものだった。
年祝いは、屠蘇(酒)を飲んで
邪気を祓い、心身を清める。
そのあと、雑煮を食して、
歳神のおかげを授かる。
初詣でや年始に出かけるのは、
そうした年祝いをすませた後のこと。
それが日本の正月の本来のかたち。
(前出の「お正月さまござった」より)
*****************************
そうなんだ。
鏡餅に歳神さまが宿るんだ。
それを食すれば、
一年の健康が約束されるのかも知れない。
残念ながら鏡餅じゃないけど、
餅を2個焼いてお雑煮を作ろう。
それと、これもおトソじゃないけど、
ビールで乾杯して、2014年の年を祝おう。
まず、コンビにで買った餅を2個焼く。
とりあえず正月なので、
お雑煮の器も正月らしく。
幼いころの田舎の正月を思い出す。
大晦日には、
「切り紙」(と言うか分からないが)
を割り箸にはさんで、
家の各部屋の隅々まで
「悪魔祓い」をした記憶がある。
神棚の飾りつけも、
祖父に注意されながら一緒にやった。
正月の朝目覚めると、
枕元には、母親が用意した服が置いてあった。
年の始めを家族で祝うための
それなりの正装だった。
歳月が流れ、
現在ではすべてが簡略になった。
「お正月さまござった」を読んで、
そんな正月らしい正月を、
自分も幼いころはしていたんだなと、
懐かしさよりも、
胸にチクリと痛みを感じた。
もう少し襟を正して
正月を迎えようかなと思ってしまう。
また、反省会になってしまった
今年最初のキャンプ(汗)。
*****************************
昨年の暮れ、
と言っても一週間前のこと。
生まれて初めて
インフレエンザに感染してしまった。
12月のうちに
もう一回キャンプしたかったけど
こればかりはしょうがない。
12月31日に
特効薬タミフル5日分を飲みきったので、
年が明けた1月2日に
今年最初のキャンプを決行。
タミフルってすごいね、
ほんとうに感動しましたよ(笑)。
ま、キャンプには来れたけど、
朝霧高原はさすがに寒いです。
寒いと言うより冷たいです。
インフルエンザの次は
風邪を引きそうです(笑)。
夕飯はまたダッチオーブンで鍋(笑)。
豚キムチの野菜鍋。
スープはほんだしと醤油。
それに塩とコショウとゴマ油で味付け。
ほんだしとキムチなので
甘辛で旨い。餅入り。
ゆうべの鍋の量がまた多かった(笑)。
残せばいいものを食べきってしまう。
食べ物に関して
今年も依然として学習能力がない。
翌朝は当然食欲なし(汗)。
せめておいしいコーヒーを飲んで帰ろう。
インスタントでも
充分おいしいと思っている今日この頃だが
ま、たまには本格的に豆でも挽いてみよう。
インフルエンザというハプニングがあったが 何とか今年のキャンプのスタートができた。
昨年と同じ、ふもとっぱらで。
2014年はどのような一年になるのだろう。
いろんなことがあると思うが、
できるだけキャンプに行こう。
そして、キャンプで反省会を繰り返えそう。
少しはまともなオトナになるために。
*****************************
正月2日のふもとっぱら。
空気はとても冷たいけど、
思ったより風は吹かず穏やかな天候。
歳神さまがゆずり葉にのって
ゆらゆらと来臨するには
絶好の日和かも知れない。
無事に降臨してくれたと思う。
今年一年がんばろう。
富士のお山、よろしくお願いします。