週末に大寒波襲来というラジオのニュース。
カンパの文字が頭から離れない。
エルドフェルストーブに薪を焼べ、熱い鍋で、グラスを傾けている自分の姿が目に浮かぶ。
でも現実はどうだ。明日あさっての仕事に追われている身ではないか。キャンパーはカンパでカンパイなどと自嘲ぎみに喋ってみるのが関の山。
今年の夏は忙しかった。秋になっても忙しかった。そして冬が来てもまだ忙しい。忙しいのはほんとうにうれしいことだけど、このまま一年が終わっていいのだろうか。
行こうよ、キャンプ。
勇気をもって行こうよキャンプ。
なんだったら、パソコンかついで、向こうで仕事すればいい。
ああ~どうしよう。
ちゃんと、会社に出勤して、集中して仕事しようか。
キャンプにはいつだって行けるよ。それが一年後でもいいじゃないか。一年経ったらまた冬が来る。毎日ふぶきふぶき氷の世界の大寒波が襲来するさ。焦ることはない。まずは仕事だ。
そう強く心に決めたのに、気が付いたら、キャンプ場のような広い草原の真ん中に立っていた。
ここはどこだろう?などと、まことしやかに呟いてみる(笑)。
今日はこの大草原がボクの仕事場だ。
ちゃんとパソコンもかついできたし(のーとぱそこんだけど)。
がんばって仕事しようぜい(笑)。
木製のボックスからエルドフェルストーブを取り出す。
久しぶりのご対面だ。
もう少し早めに会いたかったね、ごめんな(笑)。
今シーズンもよろしく守っておくれ。
ほんとうに大寒波が来ているのだろうか?
北陸や北日本は大変なことになっているらしいけど、太平洋側のこっちは穏やかな冬の一日。時折吹く風は緩やかで、太陽の光の暖かさを優しく感じる。
今日は絶好の焚火日和だな。こんな日は何にも考えず、ただのんびりと焚火をしたいものだ。ほんとうはね。
さあて、しっかりしてくれよ、テントの設営が終わったら夜まで仕事だぜい。
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今宵の月。おしいな、もうちょっとで満月だ(笑)。
雲が一片もなく、どこまでも澄みきった冬の夜空。
夕げの支度に立ち上る煙。
キャンプをしている実感がこみ上げてくる。
毎週来ようかなここに、パソコンかついで(笑)。
ストーブの薪は、今年4月に本栖湖で使ったナラ材の余り。
ひと夏を越え、さらに乾燥した薪はよく燃える。
テント内の空気が、あっと言う間に暖まる。
今日の夕飯。
せっかくストーブがあるんだから、ダッチオーブンで鍋にしよう。地鶏の塩鍋。締めはうどんだ。
テントの外は真冬。
テントの中は真夏。
冷たいビールがうまい!
Tシャツで汗をふきふき冬キャンプ。
ほんまに幸せだ(笑)。
でも、薪が燃え尽きた翌朝。
眠りについた時はハワイでも、
朝目覚めるとそこはアラスカ。。。
油断禁物。
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キャンプでの読書にKindleは実に重宝する。
キャンプといえば、ボロボロの文庫本のイメージだけど、目の衰えには逆らえず、最近は無理をしないでKindleにたよっている。自分が所有しているKindleはPaperwhiteなので、読書しかできないが、むしろ手頃なサイズで持ちやすい。それと、モニターだから当たり前だけど、暗闇で読書ができるのは、キャンプにとって一番の強みだ。
最近ニューモデルが出たみたいだ。
今年もあと2週間ちょっと。もう一回くらいキャンプしたいな。その気になれば絶対できるさ。平日は寝る間を惜しんで仕事をし、週末はキャンプ場でずっと寝ていればいい(笑)。
さ、次回のために薪を用意しておかなければ。