埼玉にあるケニーズと言うキャンプ場。
今まで名前すら知らなかった。名栗川沿いにあるCAZUキャンプ場で紹介してもらい、何となく着いてしまったキャンプ場。
まず、本日のお酒のおつまみ。燻製の定番、スモークチーズと餃子。さしたる料理じゃないけど、日本酒とめんつゆベースの大ざっぱな調味液に浸けた餃子がうまい。 自分では評判なんだけどな(笑)。
日曜日に埼玉の所沢に所用があったので、そっち方面でキャンプしようかと最初かんなの湯に電話してみた。ところが、「今は寒いのでお断りしている」との事。HPでは年中無休のはずだが、お風呂の営業が年中無休と言う事か?(笑)。「どうしてもキャンプしたかったら、近くに○○公園があるよ」との事。公園名は聞き取れなかった。その公園も面白そうだが、幸先が悪いので遠慮し、それならCAZUキャンプ場に行くべと混み具合も訊ねずに老体ボルボを走らせた。
首都高、中央道、関越と高速を乗り継いで、横浜から何と1時間30分で到着。しかし、いくら走行時間が短くても、いつもと変わらず出足が遅い。当然河原の自由サイトは満員御礼。仕方がないので空いている区画サイトにしようかと迷ったが、お値段と区画の広さでこれも断念。で、ケニーズキャンプ場を紹介してもらった次第。
正式名は、ケニーズ・ファミリー・ビレッジ。お名前からして、ひとりでおじゃまするには場違いな感じ。なるほど、ブラウザのお気に入りに登録していないわけだ。ま、ソロキャンお断りじゃないと思うけど、「えっ、おひとりですか?」と、管理人さんに上目遣いで言われそう(笑)。
CAZUキャンプ場から名栗川沿いを車で5分。ACサイトやログハウスを備えた全48区画(多分そのくらい)のキャンプ場。夏にはファミリーでかなり賑わいそうだ。なんせファミリーのビレッジだもんね(笑)。
先客が2組。当然空いているので歓迎された(と思う)。ただいまバリューシーズンなので、サイト使用料3000円。施設利用料が大人ひとり700円。これに薪代5束をプラスをすると圧倒的にCAZUキャンプ場の区画サイトの方が安い。
ここのサイトは最上段のACサイトから河原に向かって3段に分かれている。河原だけで20区画もある。しかも広めの区画は幅が10m以上ありそうだ。
この広さだったら、ひとりファミキャンのボルボとTentipiがすっぽり入る。お値段はソロには高めだけど、薪は自前(いざと言う時のために3束積んできた)を使うことで、今夜の宿に決定。
ただ、河原でのテントの設営は諦めた。ソリステ30のペグでは効かないのだ。ソリステ50ならOKかな?と思ったが持ち合わせがない。周囲20cm程の穴を掘って打とうかといろいろ悩んだが、こんなにサイトがガラガラなわけだから、ひとつ上のサイトにあっさり移動。そこは豆砂利をタイヤローラーで固めたような地面なので設営可能。でもちょっと駐車場みたいだな(笑)。
自前のナラ材(ナラ材メインの雑木)3束あれば足りると思うが、ちょっと不安なのでキャンプ場の薪を買った(写真左)。
1束550円。ナラ材との比較(写真右)。ナラ材は1束798円。自宅近くのホームセンターで購入したものだ。結局、使用したのはナラ材3束のみ。夕方6時から12時頃まで使用(寝る前は多めに投入)したので、1束2時間の計算か。ケニーズの薪なら1束で1時間は絶対持たないと思う。一晩で7束以上必要かな(テント内下部を12度以上保つとして。比較は自分比)。
薪の爆ぜる音を聞きながら、冬の静寂を愉しむ。何とも贅沢な時間だが、その贅沢と安心感は、冬キャンのための高価な設備と薪代の代価によるもので、その投資自体も贅沢。であれば、今後長く長く冬の幸福な時間を享受するために、薪代のランニングコストだけは抑えておきたい。広葉樹の高価な薪を使用するのには多少勇気が入る。が、最終的にそれがコストを抑えることになるのかも。それに高価な薪を置いておくと、使用にためらって寒さに耐えられるかも知れない(笑)。ま、氷点下の真冬の夜、高価な薪と同じ費用になるなら、安価な薪をたくさん積んでいた方が精神的に落ち着きそうだ。そんな薪の見極めも大事だが、まずはユニクロに行ってヒートテックのモモヒキを買おうよ(笑)。
ケニーズの周辺には、鍾乳洞や名栗湖(有間ダム)がある。名栗湖は天然日帰り温泉さわらびの湯の少し先。
ケニーズでさわらびの湯の100円優待券(入浴料800円)がもらえる。ケニーズから車で2分あまりなので、帰りがけに寄ってみた。ちょっとぬるめ。小さな露天風呂から渓谷が覗かれる。
飛び込みキャンプだったケニーズ。 事前情報がないので新鮮だった。冬場はキャンパーが少ないのに、炊事場もトイレも掃除が行き届いてきれいだった。管理人さんも優しかったです。
夏場、あの広い河原は子供たちの恰好の遊び場だ。
今年の夏また来ようかなひとりで。そして、河原の真ん中に陣取り、海パン一枚で焚火でもしようかしら。もちろんそんな勇気はありません(笑)。